アニメーションを制作するにあたっての注意点

アニメは日本が誇る立派な文化です。国際的に評価される文化であり、クールジャパンの代名詞的な存在として欧米の国々で高い評価を得ています。日本人のクリエイターが生み出す作品は芸術性と独創性がひと際注目されています。欧米諸国にもアニメーション映画はありますが、日本人クリエイターが生み出す作品の方がジャンルは豊富で、個性的だと評価されているのです。最近は個人や小規模なグループで作品を制作する人々が増えて来ました。制作に必要なデジタル機器やソフトウェアが低価格になってきたためです。文字通り一人で脚本や絵コンテ、演出や原画や動画や撮影までを進める人々もいらっしゃいます。特にインターネット文化の発達によって、今ではアマチュアのユーザーでも無料動画サイトに自作の作品をアップすれば、不特定多数の人々に向けて公開することができるのです。

作品を実際に作る前に具体的なプランニングを

アニメーション制作をする際の注意点ですが、最初に具体的なプランニングをしなければいけません。完全な趣味で作る場合でも、最初にコンセプトがなければ行き当たりばったりの結果になります。どのような目的で、どういった作風で、どの程度の長さの作品を作るのか自問自答しましょう。作品のジャンルについても構想の段階で絞り込んでおきたいところです。ジャンルは複数の分野になっても問題はありません。実際に多くのアニメ映画は複数のテーマを持っています。ラブコメとサスペンス、SFとヒューマンドラマと恋愛物など最近は複数のテーマを織り込んだ物がヒットしています。次に尺をどうするか、具体的な時間を想定したいところです。短編なのか、長編物にするのかによって作る工程やコスト、時間が変わるので最初に企画した方が賢明です。

脚本と絵コンテの段階でアイデアを練る

実際に作業をする上で注意したいのが脚本の作り方であり、上手い映像を作り出すプロは常に「引き算」の考え方をしています。クリエイター側は無意識的に思いついたアイデアを出来る限り詰め込もうと努力しますが、それが返って裏目に出やすいです。特に初めて作る時はシンプル過ぎる、と作り手が考える位、脚本は簡素に表現したいアイデアを引き算した方が、最終的に鑑賞するユーザーに響く物が完成します。次に絵コンテを重視する事です。コンテの段階でカメラアングルと演出をよく練っておきましょう。特にカメラアングルは映像表現の良し悪しを決める大切な要素です。キャラを俯瞰で描写するのか、望遠レンズで表現するのか、それとも広角レンズの画面を使ってインパクトを演出するのか、作画の作業に入ってから試行錯誤せず、アニメーションの設計図とも言えるコンテの段階ですべて考えておけば後の作業が捗りますし、修正も容易です。